パソコンのUSBコネクタの数、足りてますか?
無線キーボードや無線マウスなどを使用していると、Bluetoothのドングルだけですぐに埋まってしまうんですよね。
そんなときはUSBハブで増設すると良いのですが、購入するにあたり、ちょっとした注意点があります。
USBハブの選び方とおすすめの商品を紹介します。
USBハブの選び方

USBハブは2タイプある
USBハブはセルフパワータイプとバスパワータイプの2種類あります。
セルフパワータイプはACアダプタが必要ですが、バスパワータイプはACアダプタを使いません。
この2タイプはUSBコネクタ増設の用途に合わせて選択することになるのですが、簡単に2タイプの特徴を説明します
ACアダプタが必要ないバスパワータイプはUSBでパソコンから電源を取っているので大きな電力が使えません。
USBコネクタを3口から4口程度の少ない数を増やしたい人向けのUSBハブで、消費電力の大きい外付けのDVDドライブなどを使用すると電力不足で不具合が起こったりします。
スマホの充電はできないことが多く、できたとしても時間がかかります。
セルフパワータイプはACアダプタから電源を取っているので、USBハブによってはかなりの数のUSBコネクタを増設することができます。
もちろん外付けのDVDドライブやHDDなど、電力が大きい物でも問題なく使用できます。
USB規格の違い

転送速度が全然違う
USBを増設しようとしているパソコンのUSBコネクタの中を覗いて見てください。
中が黒だったらUSB2.0、中が青色だったらUSB3.0、USB3.1と3.2は水色のことが多いのですが…
特に色が定められているわけではないので、中を覗いてみたら「赤だった」なんてときもあるので注意してくださいね。
確実に規格を知るにはパソコンの取説やカタログなどを調べると良いでしょう。
下の表を見ると分かると思いますが、USB2.0とUSB3.0では通信速度が10倍以上違います。
この差は大きいですよ。
USB規格 | 仕様成立 | 転送速度 | 給電容量 |
---|---|---|---|
USB1.0 | 1996年 | 12Mbps | 2.5W |
USB1.1 | 1998年 | 12Mbps | 2.5W |
USB2.0 | 2000年 | 480Mbps | 2.5W |
USB3.0 | 2008年 | 5Gbps | 4.5W |
USB3.1(Gen1) | 2013年 | 5Gbps | 100W |
USB3.1(Gen2) | 2013年 | 10Gbps | 100W |
USB3.2 | 2017年 | 20Gbps | 100W |
USB規格で注意すること
USBはすべての規格に相互性があるので、どの規格を合わせても使用することができます。
しかし、パソコン側のコネクタがUSB2.0ならばUSB3.0のハブで増設してもUSB2.0の速度しか出ません。
速度が低い方に依存するようになっているので逆のパターンでも同じです。
パソコン側のUSB規格と同じ規格かそれ以上の規格のハブで増設してください。
USBハブおすすめ
バスパワータイプ
今からUSBハブを買うならば、例え使用しているパソコンのUSBコネクタがUSB2.0であってもUSB3.0以上の仕様が良いです。
相互性があるので使用には問題ありません。今後パソコンを買い替えたときに上位のUSB規格になったとしても使うことができます。
このUSBハブはUSBコネクタが4つ付いていて本体はなかなかスリムな作りです。
ちょっとした隙間に入れて使用してもいいですし、これだけスリムならパソコン本体に固定するのもありですよね。
セルフパワータイプ
ACアダプタを使用するセルフパワータイプです。こちらのUSBハブはUSBコネクタが7口+充電用のUSBコネクタ1口の計8口もあります。
充電用のUSBコネクタは最大2.4Aの高速充電でタブレットなども充電できます。
USBのコネクタが全然足りないよって人におすすめですよ。
ACアダプタは取り外しが可能で、なんとバスパワータイプとしての使用もできて一石二鳥です。
まとめ
USBコネクタの増設は用途にあった物をチョイスすると良いでしょう。
外付けのHDDやDVDドライブを使用する予定ならセルフパワータイプを、無線キーボードなどのドングルを増やすのであればバスパワータイプです。
めちゃくちゃUSBコネクタを増やしたいよって人もセルフパワータイプですね。
今後のためにもUSB3.0仕様以上のUSBハブがおすすめですよ。
本日は以上!