印刷しようとしたら「印字がかすれる」「印刷できない」プリンターのノズル詰まりって、ほんと困りますよね。
頻繁にプリンターを使用しているのであればノズルが詰まることはあまりないのですが、たまにしか印刷をしないとノズル詰まりが多くなります。

ヘッドクリーニングで解消されることもありますが、解消されない場合はどうしたら良いでしょうか?
ノズルのインク詰まりを解消すべく、プリントヘッドの水洗いをしてみました。
canon TS8030 ノズル詰まり解消

今回、プリントヘッドを水洗いするのは「canon TS8030」です。
機種によってプリントヘッドの外し方が若干違うのですが基本は同じです。
他機種をお使いの方も水洗い方法は変わりませんので参考にしてください。
プリントヘッドの外し方

インクカードリッジを外す
プリンターのカバーを開けます。
カバーを開けるとインクカートリッジが中央に移動してきます。
インクカードリッジをすべて取り外してプリントヘッドを外す準備をしましょう。

バーを上げる
プリントヘッドを押さえているバーを上げます。
写真は片手で行っていますが、バーの両サイドを持って平行に上げると簡単に上げることができます。

円を描くように
プリントヘッドが取り外せる状態になりました。
プリントヘッドの端をつまんだら奥に押し込み円を描くように半回転させます。

くるりと回転してプリントヘッドが外れました。
特に力は必要ないので無理に外そうとしないように気を付けてください。
プリントヘッドの爪が折れるなどの故障の原因になります。
プリントヘッド水洗いの仕方

何度もゆすぐ
取り外したプリントヘッドをぬるま湯につけます。
ぬるま湯でなくても大丈夫ですが、水よりもお湯の方がインクが早く溶けます。

プリントヘッドをゆすぐと、あっという間にぬるま湯がインクで染まりました。

汚れたぬるま湯を交換しながらインクが出なくなるまでこの作業を繰り返します。
インクが完全に出なくなるまで行おうとするとキリがないので、「ゆすぎ」は10回から20回程度で妥協すると良いと思います。

ある程度までインクを出したらプリントヘッドをぬるま湯に入れてつけ置きします。
半日ほどつけて置くと良いでしょう。

つけ置きが終わったらキッチンペーパーなどの上に置きプリントヘッドを乾かします。
この作業も半日程度行って完全に乾かしてください。
ノズルチェックパターン印刷

逆の手順でプリントヘッドを元に戻したらノズルチェックパターンを印刷しノズルの詰まりがなくなっているか確認します。
頑固なノズル詰まりが見事解消されました。
まとめ
ヘッドクリーニングでも解消されないノズル詰まりはプリントヘッドの水洗いで良くなることがあります。
ヘッドクリーニングを何度も行っているとインクの減りも早いので、一度プリントヘッドを水洗いして完全にノズル詰まりを解消させておくと良いですよ。